「WWDJAPAN」6月16日号は、2025-26年秋冬シーズンのメンズ・リアルトレンドを特集します。ウィメンズに比べるとトレンドが見えづらいと言われるメンズウエアマーケットですが、近年、多くのブランドやアパレル企業が直面しているのは、気候変動という現実的な課題。夏が長く、冬が短くなっている中で、商品の投入スケジュールを調整したり、重衣料から軽アウターや通年着られるアイテムに秋冬物の軸足を移したりする動きが加速しています。そんな状況の中で各ブランドはどんなテーマを打ち出し、何を売るのでしょうか。展示会取材やアンケートを通じてメンズのリアルなトレンドを探ります。
特集では全47ブランドの推しスタイルを調査するほか、各ブランドが気候の変化に対して具体的などんな対策をとっているのかを紹介します。トレンドの源泉が多様化し、“一強”の流行スタイルがない中で、どんな傾向が見えてくるでしょうか。
海外ニュースを紹介する翻訳ページでは、中国の玩具メーカー・ポップマートが生み出し、先日「サカイ(SACAI)」とのコラボレーションが発表されて話題になった謎のキャラクター「ラブブ」の実像に迫ります。また、ミニ特集では大都市の百貨店が軒並み苦戦する中、プラス成長で推移する「新潟伊勢丹」の取り組みに注目。富裕層顧客やインバウンドに頼らない、堅実な成長戦略が見えてきます。
(COVER CREDIT)
PHOTO:KAI NAITO(TRON)
HAIR&MAKE:TAEKO SUDA
STYLING:HARUKI UCHIYAMA(TRON)
MODEL:MANI(WIZARD MODELS)
ART DIRECTION&DESIGN:RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN:CHIGE(GWISUB JUNG)