繊維・ファッションのOEM・ODM展示会「AFF(アジア ファッション フェア)」は6月9〜11日、44回目となる2025年夏の展示会を東京ビッグサイトで開催する。来場は無料で、事前の申し込みが必要。また、来場者には「AFF」44回目開催を祝して、特製記念品をプレゼントする。
参加企業や来場者は回数を重ねるごとに増加しており、今回は中国やアジアを中心とした約400社が参加、約500ブースが出展を予定している。展示は素材から衣料品、アクセサリー、ホームテキスタイルまで、幅広い製品カテゴリーが並ぶほか、来場者のニーズに合わせたテーマ別の商談スペースを設置。アジアから集まった優れたサプライヤーや、バイヤーと直接コミュニケーションを取ることが可能だ。
「AFF」の見どころは3つ。1つ目は、日本市場での豊富な貿易経験を持つ企業が集まる展示エリア「AFF セレクション」。高品質、高性能、高付加価値、小ロットおよび短納期のニーズもかなえる製品をディスプレーする。2つ目は、製品を触って体験できるポップアップ「製品展示エリア」で、買い手の興味に基づきセレクトしたアイテムが並ぶ。3つ目は毎年好評のセミナーで、3日間にわたり11回の公演を開催。今年は、窪浩志 ビームス 取締役兼エグゼクティブクリエイティブディレクターや、佐藤正樹 佐藤繊維 社長、AIファッションクリエイターの木之村美穂氏といった業界のキーパーソンらが登壇。市場の動向や最新トレンドなどを学べる場を提供する。
さらに、会場では動きを視覚だけでなく実体験できるモーショングラフィックの展示「うごきのカタチ – Shape of Motion –」も特別に登場する。昨年パリで行われた体験型展示で、生地の「うごき」を表現し、素材本来の持つ性質の視覚化に挑戦した。視覚的に楽しめるだけでなく、実際に体験を通して「うごき」がカルチャーへと進化する瞬間を味わうことができる。
黄雨晨(コウ・ウシン)AFF社長は、「アジア市場におけるファッションビジネスの拡大を支援し、業界の皆さまに新たなビジネスパートナーとの出会いの場を提供してきた『AFF』。今回の東京開催には400社以上が出展予定で、新たなビジネスチャンスが生まれることを期待している」とコメント。
さらに、「日本と中国の繊維業界において重要な役割を果たす本イベントは、出展企業の繊維・アパレル製品の輸出総額が日本の同製品の輸入総額の15%以上を占めるなど、OEM・ODM分野における代表的な展示会となった。今後も両国の架け橋として、業界の発展に貢献したい」と意気込みを見せた。
◼️「ASIA FASHION FAIR東京2025夏」
期間:2025年6月9〜11日
時間:10:00〜17:00(最終日は16:00まで)
会場:東京ビッグサイト
住所:東京都江東区有明3-11-1
入場:無料(要事前登録)